被災地訪問すると言って撤回してみたり、東電に乗りこんでヒステリーを起こしてみたり、記者の質問を拒否したり、日本の首相が無能ぶりをさらけだしている傍らで、皇室は動きがすごく素早いね。天皇陛下のビデオメッセージ、御用邸の風呂解放、御料牧場の食料の提供、避難所訪問。日本の政治家たちが右往左往している中で、皇室が次々と具体的な行動を起こしている機敏さが際立って見えるのは、私だけだろうか。
右傾化した発言だと取られてもいいんですけどね。単純に、国の真ん中にいる人たちの中で、あれだけしっかりした希望へのメッセージを、それも即座に発信することができた政治家がいましたかね。確かに、一部の風呂解放したり、食料供出したから何が起こるっていうんだ、という話もあるかもしれんけど、この非常時に党内の意見集約すらできずに意味不明の自民党内閣入りを打診して自爆している最高責任者に比べたら、よほど意味のある行動を取っていると思うけどなぁ。計画停電に合わせて皇居の電気を切って「自主停電」までやってるっていうんだよ。反皇室の人から見たら、人気取りのためのパフォーマンス、っていう風にしか見られないのかもしれないけどさ。日ごろパフォーマンス好きの最高責任者がこういう有事の時に全く何もできずに脳死状態になっているのを見ても、皇室の毅然とした姿勢に、私は素直に感動しますけどね。
