ピューロランドのダンサーさんたちって

日曜日、女房が大久保混声合唱団の演奏会本番があり、お留守番のパパと娘はどうしようか、と悩んでおりましたら、朝のベッドの中で、娘がぽつり、と言いました。「ピューロランドがいいなぁ」

というわけで、急いで着替えてピューロランドへ。娘とパパの2度目のピューロランドです。前回は、建物の構造や、どういうアトラクションやどういうショウがあるのか、というのを一通り概観するような感じだったのですが、今回は、「ショウとパレードをとにかく見る!」と作戦を決めて、出かける前にホームページでプログラムをチェック。見られる限りのショウを見まくる。以下が成果です。

「シナモンのひみつの扉」「森のメルヘン〜愛は永遠に〜」「パレード〜光のイルミナント」「ウサハナの虹色のパーティ」「ハローキティの妖精フローレンス」

この上に、特設コーナーでやっていた「ラブ&ベリー」のイベントまで見て帰ってきたので、娘は、「6つも見ちゃったよ!」と大満足。たっぷりピューロランドを堪能した一日でした。

帰宅後、ショウを撮ったビデオを女房に見せると、「開設したばっかりの頃と、全然違う!」と驚愕。女房は、ピューロランドの側の出版社(なんていったら特定されちゃいますがな(^_^;))に勤めていたことがあり、開設当時のピューロランドに行った事があるそうです。私が以前の日記に書いていたような、「中国雑技団の芸というのは、開設当時もあったけどね」と言いながら、「でもクオリティも違うし、全然洗練されている。」

一番大きいのは、パレードが出来るくらいに、サンリオキャラクターのバラエティが豊かになったことだそうです。昔はほんとに、たぁ坊とキティちゃんとキキララぐらいしかなかったらしい。ウサハナなんかいなかったし、シナモンなんかいなかった。

サンリオという会社自体が、バブル時の経営難を、中国・韓国市場へのキティグッズの拡販によって乗り越え、経営改善と共に、新しいキャラクターを展開して収益を改善し、さらにその新しいキャラクターが、ピューロランドのイベントを支える、という好循環が生まれているんでしょうね。でも、ピューロランドのショウやパレードの見ごたえがあるのは、なんと言ってもダンサーのクオリティの高さ。ディズニーランドのショウとかよりも、全然クオリティ高い気がする。

ディズニーランドのパレードとか、時々、ただぼおっと素になって歩いているだけの兵隊さんとかいますし、ショウでも、なんか外人さんだ、というだけで全然踊れない人が出てきたりしますけど、ピューロランドではそれがない。全員がアジア系(中国人の方で、雑技団と兼任しているダンサーが多いようですが)だし、ピューロランドでは、素になれない。手が抜けない。なぜって、狭いからです。ダンサーも、パフォーマーも、みんなお客様の目の前で踊り、演じているから、少しでも素になったり、手を抜いた演技をすると、全部見透かされてしまう。そういう緊張感のせいか、ダンサーさんのパフォーマンスのクオリティはすごく高いです。人数も多いし、とにかく美人が多い。あ、本音が出ちゃった。

しかし、ほんとに、スタイルが抜群の美人が多いんだよ。衣装のスカートが短すぎる、というのもちょっと気になるんだが。ウサハナのショウの水の妖精の衣装とか、結構エッチっぽいしなぁ。ひょっとして、そういう層へのアピールを狙っているのか?もちろん、男性もかっこいい人が多くて、「森のメルヘン」の主役の男性のブロマイドとかが売店に並んでいて、沢山買い込んでいる女性ファンがいました。そういう層も取り込んでいるんだなぁ。

ショウのストーリはどれもワンパターンで、原作者が全部、辻信太郎(サンリオの社長)だというのがこのワンパターンの源泉のような気がする。でもそのワンパターンでここまで力技で押してくる潔さには脱帽。どこかに垢抜けなさ・クサさが残るのは確かなんだけど、ここまでやられたら、もう「参った」と素直に降参するしかない、そういうハイクオリティのパフォーマンスが、私がピューロランドを支持する理由です。タカラヅカにすごく似てるね。そういえば、「ハローキティの妖精フローレンス」のラストのレビューは、まさにタカラヅカだったなぁ。妖精フローレンス役のダンサーさんが美人だった。「森のメルヘン」のヒロインも美人だったぞ。結局それかい。いいじゃん、娘も喜んでるんだし。美少女戦士セーラームーンの実写版にはまったときにも、おんなじこと言ってた気がするな。ははは。

というわけで、ゴールデンウィークには、家族3人でピューロランドに行くことになりました。今から楽しみ〜。