腐女子の入り口に立つ娘を眺めている旧アニメオタクのパパの独り言

娘がアニメの「ヘタリア」にハマっている、という話は前の日記に書いたんですが、好きが嵩じて、先日百合ヶ丘のアニメイトに友達と出かけて、「ヘタリア」グッズを買い込んできました。アニメイトねぇ。いわゆるアニメおたく創世記のアニメおたくだったパパにしても、懐かしい気分のする名前だ。大阪に住んでいた高校生の頃に通っていたのは、当時梅田にあった東映アニメショップ「ペロ」だったなぁ。大学に入ってからは、新宿のまんが書店によく行ったものだった。このまま娘も二次元ラブの腐女子の仲間入りかよ、と案じていたら、「アニメイトには『こうなっちゃだめだ』というような大人が結構いた」と文句を言っていたので、まだ入り口でとどまっているかと。

同じく娘が友達に勧められて見ているアニメが、「ちはやふる」。アニメは本当によくできていて、パパも見ながら何度も感動してしまう。で、見た後に、絵コンテのクレジットに川尻善昭さんの名前を見つけて、またしても創世記アニメおたくの血がうずいてしまう。一昨年亡くなった出崎統さんの系統を引き継ぐ人だよねー。出崎統さんが亡くなった時には、本当にがっかりしたけど、「ちはやふる」を見ていると、出崎さんが生み出した数々のアニメ演出手法がしっかり受け継がれている感覚がある。時々、「エースをねらえ」かよ、と思うところもあるしねー。もちろん、川尻さんと出崎さんは全然違うタイプの演出家で、川尻さんの方がもっと粘っこい感じがするし、出崎さんのあのシャープさとは違うな、とは思う。「ちはやふる」の世界にはむしろ川尻演出の方がしっくりくる気がする。

で、またしても娘が友達に勧められた、と読みだしているのが「黒執事」。娘はアニメの声優さんが「ヘタリア」とかぶっていることを楽しんでいるみたい。娘が借りてきたコミックスの方を読んでいるのだけど、まぁ親の立場から子供に「是非読め」と薦めるタイプの本じゃないわな。ゴシックホラーな設定と時々挟まれるスプラッタシーン、全編に通じるコスプレ感覚、と、あんまり娘にのめりこんでほしい本だとは思わない。絵がスタイリッシュでキャラクターも立っていて面白いとは思うけど。川尻さんの「妖獣都市」とか娘に見せたいとは思わないよねー。あんな感じ。まだ「となりの怪物くん」の方がよかったな。

アニメおたくの血が騒いだ最近のニュースといえば、納谷悟朗さんの訃報でしたね。「猿の惑星」のチャールトン・ヘストン、「仮面ライダー」のショッカー総統、「宇宙戦艦ヤマト」の沖田艦長、「ルパン」の銭形警部、と、我々の世代の子供時代にはこの人の声の記憶がしっかり刷り込まれている。この頃の声優さんって、みなさん舞台活動をやっている傍らアテレコをやっていた人が多くて、今みたいに、声優志望で声優になる人じゃないから、逆に演技の自由度とか幅が広かった気がする。「ヘタリア」とか見ていると、みなさんとても上手なんだけど、声優芝居の決まりごと、みたいなのが時々鼻につくことがあるよね。

・・・今日はオタク全開でした。明日は女房の出る「市場のかみさんたち」をせんがわ劇場に見に行きます。今夜の回にはガレリア座の仲間もたくさん来てくださったようで、ありがとうございました。女房も経験したことのない4日間公演ですが、本番会場が家から30分の場所、というのは楽だ、と言っております。こういう場所が近くにあるっていうのはいいねぇ。