後半の3連休もじたばたと過ごしました。例によって書き並べましょうか。
・23日、「モンマルトルのすみれ」の初練習に参加。こんなに素敵な綺麗な曲が沢山あるオペレッタで、私が歌うところはなんだかドロドロしてます。ちょっと鳴らしすぎちゃった。もっと繊細に作らないと。
・24日、大田区の「カヴァレリア」の練習に参加。小松一彦先生、やっぱすげぇ。
・25日、ずっと勉強していたComptiaのNetwork+の資格試験を受験。なんとか合格。試験にはトラウマがあるのよ。
今日は、全然関係ない話を。
土曜日の夜、大田区の練習で小松先生にボコボコにされながらも、充実した時間を過ごし、車で帰路についておりました。調布駅近辺を通過したのが22時ごろ。突然、携帯電話が鳴る。ハンズフリーで取ってみると、女房が死にそうな声で「とーちゃん、今どのへんだぁ?」と聞いてくる。
「調布駅まで来てるから、もうすぐ家に着くよ」
「早く帰ってきてくれぇ(泣)」
「なんだ、何があった?」
「今、ダイニングキッチンに、コーモリが飛んでいるんだああぁぁぁ(号泣)」
コーモリ?コーモリって、コウモリかい。コウモリって、蝙蝠って書くぞ。虫じゃないのに虫偏だ。関係ないぞ。はあ??
私も、大阪の市内で子ども時代を過ごしたし、女房の実家も、岩手の田舎町とはいえ、市街地のど真ん中ですから、コウモリが家に飛び込んでくる、なんて経験はありません。慌てて帰宅してドアを開けると、女房は玄関先に座り込んでいる。「キッチンの壁に張り付いているよ(泣)」と半べそをかいている。覗いてみると、確かにいました。思ったよりずっと小さい。スズメよりも一回り小さいくらいですね。「でっかい蛾か、ゴキブリが飛び込んできたと思ったのだぁ(泣)」という女房を尻目に、バケツを持って近づく。
壁に平べったく張り付いている感じが、なんとなくヤモリを思わせます。バケツをかぶせて、脇にあったお盆で蓋をして、捕獲成功。ちょっと、キー、と小声で鳴いたけど、おとなしくしている。そのまま外に逃がしてやる。バケツの底で平べったくなって、小さな耳をひくひく動かしている姿は、わりと愛嬌があって小さなネズミみたいでした。黒いハムスターに翼がついた感じかな。
そういう感想を女房に述べると、女房は、「アレが飛んでいる姿を見ていないから、そんな悠長なセリフを言うのだ」と憤慨している。「巨大な黒い蛾が縦横無尽にゆらゆら部屋の中を飛び回っているのを想像してみろ。キミだって卒倒しそうになる」とのこと。窓と網戸の隙間から入り込んできたのかなぁ。放心状態の女房と、とりあえず、お疲れ様、とビールで乾杯しました。
調布という所は、完全に市街地、というわけではなく、立派な畑や、梨園、ぶどう園などと住宅街が混在する場所。コウモリたちからしても、住み心地がいいんですかね。夕方あたり、我が家の近辺では、ゆらゆらと頼りなさそうに飛び交うコウモリの姿をよく見かけます。しかし、まさか家の中に飛び込んでくるとは思わなかった。あれから、女房の前で、「ばたばた」とか言いながら飛ぶマネをすると、殴られます。気をつけよう。