身内の演奏会〜真摯であること・楽しむこと〜

例によって、先週末のインプットを並べます。

・土曜日、身内の演奏会。ほんとに楽しかった!
地震にはびっくりしたねぇ。
平岩弓枝御宿かわせみ」文庫本第一巻を読了。人気の理由がなんとなく分かる。

今日は、身内の演奏会の話を。

ボストン在住のガレリア座の訳詞家、まゆみちゃんご一家が、しばらく日本に滞在している、というので、「じゃぁ、ガレリア座の仲間で集まって、歓迎会兼、まゆみちゃんの訳詞作品を歌いましょうの会をやろうか」と、我が家で企画。総勢20名近いメンバーが集まって、実に楽しい時間を過ごさせてもらいました。

ゲストであるまゆみちゃんのご意向よりも、企画者側の、「この歌を歌いたい!」「この人のこの歌が聞きたい!」という意向の方を優先させた感のある、なんともワガママな企画。懐かしい楽曲もあり、新しくチャレンジした新曲もあり。まゆみちゃんの訳詞の多彩な世界を映し出す、全12曲の音楽会。演奏者の皆様には、お忙しい中、時間を割いていただいて本当に申し訳ありませんでした。でも、参加してくれた皆さんは、おいしいお酒や料理を持ち寄ってくださっただけでなく、それぞれに聞き応えのある演奏を聞かせてくれて、実に充実した時間を過ごすことができました。

自分の演奏、という点で言うと、「愛の妙薬」のドゥルカマーラの歌は、ダメ出し女房に徹底的に叩かれたおかげもあり、ある程度自分の納得のいく作り方が出来た気がしています。でも、そのほかの2曲は、なんだか自分の体のフォームがきちんと定まらず、録画映像とかを見ていると、はまるべき音がちゃんとはまっていなくて、なんともお恥ずかしい仕上がりになってしまいました。共演者の皆さんにはご迷惑をおかけしちゃってすみません。修行やりなおします。

レミドホール、という実に素敵な場所のおかげもあり、なんとも優雅な時間。でも何よりも、演奏者の皆さんがそれぞれに、単なる酒宴の余興、というだけでなく、自分の歌う楽曲に対して、とても真摯に、真剣に取り組んで下さったのが本当に素敵でした。ただ歌い飛ばすだけの集まりも楽しいですが、きちんと一つの曲を仕上げる、という姿勢で臨まれた演奏が並ぶと、1曲終わるたびにワクワクする。音楽に対して真摯であることが、音楽を本当に楽しむことにつながるんだ、ということを実感させてもらいました。

演奏会が終わってのダベリ時間に、突然襲ってきた震度4だけが余計でしたが、音楽を楽しむことの素晴らしさ、共に音楽を楽しめる仲間を持っていることの幸福を感じた時間でした。レミドホールでのサロンコンサート、今後も是非、「不定期に」開催していきたいなぁ、と思っています。ご参加いただいた皆様、本当に楽しい時間をありがとうございました。

いやぁ、やっぱり、舞台っていいなぁ。本当にいいなぁ。