すっかり「ちはやふる」にはまっている。

以前にもこの日記に書いた、「ちはやふる」、今放送中の第二期だけじゃなくて、第一期の方もどんなもんだろうと見始めて、すっかりハマりまくっております。第二期も面白いけど、第一期のドラマの方がずっしり重たい感じがするね。かるた部員の一人一人の葛藤、新くんの思い、太一くんの思い、千早の一途。個人的には、文学少女かなちゃんが好みです。巨乳だし。

ちはやふる」は、正統派スポコン漫画の伝統的な手法と最新のCG技術が非常に幸福に同居している感じがしているんだけど、最近始まった「宇宙戦艦ヤマト2199」は、CG含めた戦闘シーンの美しさとスピード感に比べて、ドラマが薄っぺらくてちょっと首を傾げています。出航シーンとか、絶対オリジナルの方がよかったもんなぁ。画面もきれいだし、絵も美しいし、何より話としては、オリジナルの方が完全に破綻をきたしている(「2199」は、その破綻部分を合理的に埋めようとして、色んな新しい設定を加えているけど)のに、オリジナルの方がよっぽど緊迫感も興奮度も高い。やっぱり、「宇宙戦艦ヤマト」という非常にベタな設定を男臭く演出できる舛田利雄石黒昇という監督の存在が大きいのかなぁ。惑星間弾道弾のきのこ雲の中からヤマトが現れるシーンとか、オリジナルの方が絶対わくわくしたもんねぇ。

薄っぺらい感じっていうのは、やっぱり「間」の取り方、という感じがしますね。「ちはやふる」のドラマが緊迫するのは、競技かるた、という素材そのものが、静と動が一瞬で交錯する競技だ、ということが大きい気がする。読手が歌の冒頭を口の端に乗せる静から、激しい札争いの電撃のような動の間の1秒に満たないドラマを切り取るのに、アニメという手法でできることを目一杯活用しているような感じがあって、目が離せない。動きとしては一瞬なのに、そこに無限の情報量があふれている感じ。その表現に比べて、「ヤマト2199」は、描かれている情報量は多いのに、それがただの羅列になってしまっていて、なんだか間延びして見えてしまう。まぁ、戦闘が激しさを増してくるこれからの展開によって、かなり印象も変わってくるのじゃないか、と期待していますが。

ちはやふる」もそうだし、「宇宙戦艦ヤマト2199」も、娘の推薦で見始めたアニメです。娘はどっちかというと「ヘタリア」で好きになった声優さんたちに惹かれて見ている感じ。もちろん、ドイツ役の安元洋貴さんの大ファンなのだけど、「ヤマト」は「黒執事」のセバスチャン役をやっている小野大輔さんが古代くん役なので見る気になったそうです。二年生になって新しいクラスになっても、相変わらずオタクまっしぐらであります。実はパパも、昔、声優を目指していたことがあったよ、と、一緒に勉強していた声優さんの名前を言ったら、ちょっとだけ尊敬してくれた。ほんとにちょっとだけね。