娘と二人旅in箱根その2〜雨でも結構満喫いたしました〜

今日は娘との箱根二人旅の二日目。朝から関東地方はあいにくの大雨、ということで、箱根湯本駅と川を挟んで正面にある箱根湯本富士屋ホテルに行く。この地下にトヨタレンタカーがあるのです。ヴィッツを借りていざ、箱根ラリック美術館に出発。箱根のグネグネ山道をそろそろと上り、アール・デコの巨匠の工芸作品が並ぶ美術館へ。

もともと世紀末パリ、ベル・エポックの芸術にはすごく興味があるのですけど、ラリックのガラス工芸そのものよりも、博物館の中の売店とか、建物のたたずまいが素敵だったりします。特に、入り口近くのレストランの脇では、ヨーロッパ本土からわざわざ現役の車両を取り寄せた、という、オリエント急行の食堂車をそのままカフェにした「LE TRAIN」という場所があり、本物のオリエント急行なんか乗る機会ないんだから、と、娘と二人で行ってまいりました。


建物の中に食堂車がでーんと設置されている。


こんなのに車付けて走らせるってんだからすごいよね。そのまま日本に持ってきちゃうのもすごいけど。


窓によりかからないで、という注意プレートもそのまま。テーブルにウェイターさんを呼ぶ呼び鈴ボタンも下に見える。


コーヒーカップも本気だよ。

ゴージャス気分を堪能して、雨の中を彫刻の森美術館へ。ご存じのとおり、屋外展示が中心の美術館ですから、天気がいいに越したことはないのだけど、まぁ雨なら雨でそれなりに楽しめるだろう、と行ってみる。


大雨だけどね。


けったいな屋内展示もあって楽しい。


高くてきらきらしたところにも上ったぞ。


足湯が絶品〜

彫刻の森から駅に戻って、ママへのお買いものや帰りのロマンスカーでのおつまみなんかを買って帰宅の途へ。


帰りのロマンスカーは新しい車両でした。

しかし、こうやって伊豆まで往復してみると、改めて、小田急っていうのは「小田原急行」なんだなぁ、と実感。京王線は高尾山を売りにしているし、東京からの距離は高尾山の方がずっと近いかもしれないけど、箱根は高尾山とはスケールが違うよね。リゾート旅行気分を味わうには、ロマンスカーってのは高級感があってとてもよい。私は鉄っちゃんでもなんでもないんだが、ロマンスカー、登山鉄道、ケーブルカーにロープウェーと、色んな乗り物に乗れるっていうのも、鉄道好きには結構たまらん路線なんだろうなぁ。箱根湯本の駅を見下ろすカフェには、登山鉄道の模型や小さなジオラマが展示してあって、鉄っちゃん心をくすぐるものがたくさんありました。


ジオラマと本物の登山鉄道を眺めながらコーヒーをいただきます。

宿泊した水明荘も、高級感があってとてもよかったです。なんといっても貸切露天風呂が素晴らしかった。最近リニューアルしたばかりなのか、すごくオシャレで、なおかつ開放感のある檜風呂で、川の音を聞きながらつかるお風呂は、実に気持ちがよかったです。


なかなか幻想的でしょ。

伊豆近辺っていうのは、箱根にせよ伊東にせよ熱海にせよ、昔からのリゾート地として完成されているから、日常から離れて楽しめる場所がたくさんある。あいにくの空模様ではありましたけど、天気が悪かったと嘆くより、天気が悪い中でも日常では味わえない経験ができたことを喜ぶ方が、心の栄養になるよね。娘と二人、今度はママと一緒に来ようね、と言い合った、贅沢気分の週末でした。