年中行事を学んでいく

たまたま早く帰宅できた7月1日の夜、家の外からポンポンと耳になじみのある音が聞こえる。花火の音です。独立記念日といえば、花火を上げる、というのがこちらの風習だそうで、家の二階の窓から、ハドソン川で盛大に上がっている花火の一部を覗くことができました。川沿いに行ったらもっと派手に見えただろうなぁ。独立記念日当日はイーストリバーで花火が上がるらしい。

こちらに来てから、仕事も含め、毎日・毎週・毎月の各種行事を学んでいます。仕事上の定例行事はとにかく急いで身につけないといけないので、あわてて覚えるわけですが、それでも、「あれって今日までだっけ!」と、予定表を眺めてあわてる日々が続いています。

それ以外に、こちらで生活していることを実感するのが、休日や週末の各種イベント。特にNYの夏は短く、7月は日も長くて気候もいいですから、色んな屋外イベントが企画されている。今、NYでは、「Play me, I'm Yours」という、市内のあちこちに自由に使えるピアノをおいて、みんなに音楽を楽しんでもらおう、というイベントが開催されているそうな。ピアノは色々な方からの寄付、そしてこのイベントがおわったら地域の学校やグループに寄付されるのだそうです。NY混声合唱団のみなさんで、早速、練習前に、練習場近くの公園においてあるピアノの周りでゲリラライブをやってきたのだそうな。

お祭り好きの米国人・・・というけれど、お祭り自体は日本人だって大好き。米国人は、日々のちょっとした出来事や生活に、お祭り感覚を持ち込むのが上手なんだと思う。ピアノの寄付、なんて日本でも日常茶飯だと思うけど、こういうイベントに仕立てる、というのがアメリカっぽいなぁと思う。日本だったら、「折角のピアノを屋外にしばらく置く、なんて何考えてる」とか、うるさい人が言ってきそうだよねぇ。

こちらに来て初めての独立記念日、しっかり楽しみたいと思います。こうやって、毎日・毎週・毎月・毎年の行事をこなしていくことが、生活ということなのかもね。