観劇
最近のオペラ演出は迷走している、と、ガレリア座のY氏が言っていたことがあります。「最大の元凶はね、ビデオだよ」と。最新の舞台が、時をおかずに次々にビデオやDVDになり、全世界に放送される。斬新な演出であるほど、その舞台はすぐ全世界に流れる…
女房と娘と年末年始を過ごす中で、折角だから、年末らしい演目を見に行こうよ、と、ニューヨーク・シティ・バレエの「くるみ割り人形」と、METの「魔笛」を見に行く。色んな意味で、アメリカらしいパフォーマンスを楽しむ。「くるみ割り人形」は、色んな…
今日は、NJのテナフライというところにある教会で、合唱団の歌いおさめの演奏会。そのあと、マンハッタンに出て、METの「ボエーム」を見てきました。あのゼフィレッリのプロダクションをMETの舞台で見るのは初めて。そりゃあもう期待に胸ふくらませて…
昨日、こちらに来てやっとMETの舞台を生で観劇することができました。来たばかりの時に行った大野さん指揮の「オランダ人」は、遅刻したせいで、ハイビジョン映像での中途半端な観劇だったので、ちゃんと客席に座って見られたのはこれが初めて。演目は、…
週末、ちょっと訳ありで確保していたミュージカル「ライオンキング」を、混声合唱団のお知り合いと一緒に見に行く。映画も見たことなかったし、日本にいた頃にも、劇団四季の舞台を見たことはなかったので、全くの初見。当然、英語のセリフのかなりの部分が…
日本に一週間出張し、米国に帰ってまいりました。3ヶ月、というのは微妙な期間で、米国の生活にも慣れてきたけど、日本の生活がはるか過去のものになるには短すぎる。なので、住み慣れた家から通いなれた道を通って、行きなれた会社に通う、という感じ。で…
次第に生活のパターンが確立してきたのはいいのですけど、以前もこの日記にも書いた通り、かなり思い切って自分を外向きに誘導しないと、どこまでも引きこもり生活が可能であることに気がつく。家のすぐ近くには、以前からなんどもこの日記に出てくる「MITSU…
ちょっとしたご縁と個人的な興味で、7日の土曜日、家族3人で行ってきました、東京シティオペラ協会の「河童譚」「奥様女中」の2本の喜歌劇。こじんまりした小公演でも、大劇場の大公演よりよっぽど満足度が高い舞台を作ることができる、というのを実感。…
土曜日、東京オペラプロデュース制作のオペレッタ、シャブリエの「エトワール(星占い)」を観劇。なんとなく、「負けるもんか」と、ちょっと闘争心が湧く。この公演、以前埼玉オペラでお世話になって以来、公演のご案内をやりとりしている田辺いづみさんか…
娘が臨海学校で1週間不在にする、というので、女房が、たまには大人のエンターテーメントを見よう、と探してきてくれたのが、PARCO劇場で、宮本亜門さんが演出するブロードウェイ・ミュージカル、『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ〜日…
日曜日、ガレリア座の仲間がダンサーとして助演する、ということで、王子駅前の「北とぴあ」まで、娘と一緒に見に行きました、音楽工房ミッレ・メルチェ公演の「こうもり」。台本・演出:林 祐秀 ピアノ:服部 尚子 ヴァイオリン:岸 倫子アイゼンシュタイン…
週末、埼玉オペラ協会の「アドリアーナ・ルクヴルール」を見に行く。この協会が以前上演した、「カルメン」の舞台で助演させていただき、ちょっとご縁ができた関係で、ブイヨン公爵夫人役の田辺いづみさんが、チラシを送ってくださったのです。田辺さんがキ…
私の兄が書いた「白洲次郎 占領を背負った男」を素材に、宝塚歌劇が「白洲次郎さんをタカラヅカの舞台にします」という話があって、ほんとかよ、と思っていたら、これがほんとになっちゃいました。「黎明の風-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-」という舞台…
昨日、行ってまいりました日生劇場、二期会の「天国と地獄」です。 台詞:佐藤 信 指揮:阪 哲朗 演出・美術:佐藤 信 衣装:櫻井 利彦 照明:黒尾 芳昭 映像:吉本 直聞 振付:謝 珠栄 美術補:工藤 明夫 演出助手:高岸 未朝 合唱指揮:松井 和彦 舞台監督…
以前、市川右近さんが演出した、二期会の「ポッペアの戴冠」を見たことがあります。舞台を平安時代の王朝物語に移しかえ、ネロとポッペアの恋を、時の帝と側室の恋愛に置き換えた舞台。とても意欲的な試みで、歌い手さんたちも大熱演だったのだけど、かなり…
一週間後にGAGの本番を控えた先週末、それでもインプットは大事、ということで、土曜日の午後、行ってきました、銀座七丁目オペラ劇場。銀座の「ライオン」で定期的に開催されている、菊池美奈さんと瀧田亮子さんが仕掛けている舞台です。私は、銀座の「ライ…
GWの後半は、ガレリア座の公演を中心に、くらやみ祭を見に行ったり、プラネタリウムを見に行ったり、のんびりと過ごしました。今日は、そのガレリア座公演の感想を。自分も団員なので、ある意味身内の公演ですから、あんまり客観的に見られない部分は否めま…
週末、合唱コンクールの全国大会で熊本にでかけた女房の留守中、娘と二人で色々と活動しておりました。以下に列挙。・日生劇場の「利口な女狐の物語」を娘と二人で観劇。 ・夜、娘を寝かしつけてから、以前録画していた、佐々木昭一郎演出の「紅い花」を見る…
週末、いろいろとインプットがあったので、ぼちぼちと書いていきます。・幸田文「きもの」を読了。やっぱりものすごくいい。 ・二期会オペラ公演「コジ・ファン・トゥッテ」を見る。いつ見ても幸福になるオペラ。 ・大久保混声合唱団「その心の響き」演奏会…
今日は、インド帰りのヘロヘロ状態で見に行った、新宿オペレッタ劇場「イゾリーヌ」です。イゾリーヌ(王女):嶋粼裕美 イゾラン(王子):星野恵里 オベロン(妖精の王):清水良一 ティターニア(妖精の女王):三塚直美 アマラソント女王(イゾリーヌの…
先週の木曜日、行ってきました、二期会の「ラ・ボエーム」です。指揮:ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ 演出: 鵜山 仁 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 合唱:二期会合唱団 公演監督:栗林義信ミミ:大岩 千穂 ロドルフォ:福井 敬 マルチェッロ:…
3連休、雨にたたられて、予定していた娘の運動会が順延のあげく結局開催されず。今週木曜日に延期されてしまいました。職場で恐る恐るお願いして、年休をゲット。幼稚園最後の運動会だからねぇ。あとは天気の回復を祈るばかりです。さて、今日はその3連休…
昨夜、前々から楽しみにしていた、大野和士指揮、モネ劇場の「ドン・ジョヴァンニ」を見てまいりました。指揮:大野和士 演出:デイヴィッド・マクヴィカー 合唱指揮:ピアーズ・マキシム 合唱:ベルギー王立歌劇場合唱団 管弦楽:ベルギー王立歌劇場管弦楽…
今週末から夏季休暇に入るので、今週はほとんど心ここにあらず、という感じです。いつもはちゃんとここにあるのか。あんまりないですね。シュレディンガーの猫状態。あると見ればある。ないと見ればない。見ないと分からない。何を言ってるんだ。すみません…
椿の花は匂いがないから 金持ちの男は心がないから ・・・だから私は好き。 昨日、文京シビックセンターに、二期会の「椿姫」公演を見てまいりました。指揮: アントネッロ・アッレマンディ 演出: 栗山昌良 舞台美術: 石黒 紀夫 衣裳: 岸井 克己 照明: …
週末の活動のリストです。・今度、身内のコンサートをやろうか、と言っている アートホール レミド、という場所を見学に行く。 ・千流螺旋組「骨」を観劇 ・大田区民オペラ合唱団の練習に参加 ・ずっと見損ねていた「機動警察パトレイバー劇場版」の第一作を…
昨夜、オーチャードホールで上演された、フェニーチェ歌劇場の「真珠採り」を見てまいりました。今日はその感想を。ビゼー作曲 『真珠採り』 指 揮 : ギョーム・トゥルニエール 演出・装置・衣装 : ピエール・ルイージ・ピッツィ 出 演 : レイラ(S) ア…
尼崎の列車事故には驚きました。私の実家は、福知山線の宝塚線沿線にありますから、帰省するたびに使っていた電車なんです。幸い、親戚縁者に被害者はいなかったようですが、巻き込まれた方、遺族の方々には、本当にお悔やみを申し上げます。さて、今日は、…
週末のインプットを例によって並べます。・金曜日、勘三郎襲名公演を見に行く。大好きな「毛抜」で楽しみ、「籠釣瓶」の構成の見事さに感動。 ・土曜日、大田区民オペラ合唱団の練習に今日は、勘三郎の襲名公演の感想を、多分、1回ではすまないので、2回に…
21日、新国立劇場に、「コジ・ファン・トゥッテ」を見に行きました。今日はその感想を。指揮:ダン・エッティンガー 演出:コルネリア・レプシュレーガー フィオデルリージ:ヴェロニク・ジャンス ドラベッラ:ナンシー・ファビオラ・エレッラ フェルラン…